2012年2月14日火曜日

日本マウンテンバイク協会 インストラクター 検定その2

前回はインストラクター検定の概略をお伝えしたので、今回は実際の検定について。
今回も文章ばかりで、なおかつお堅い話ばかりです。

受付を済まし、施設の利用説明を受けた後、昼食までの時間で、
持ち物検査。
これは、実際にスクールを行う場合や、ツーリングガイドとして
山に入る場合の携行品のチェックです。





(写真はすべてオバQ校長からお借りしました)










いろんなトラブルを想定すると、キリがないのですが、
まずは救護用品。
最低限の怪我の応急手当が出来る装備を各自持ってきてました。
ここでいつも話題に出るのが、人工呼吸の時に使用するマウスピース。
これは、有ったほうが良いですね。
次に工具類ですが、これもキリがないのですが、
検定員からのアドバイスとして、
「8ミリのアーレンキー(六角レンチを忘れがち」であると。
通常の携帯ツールセットにはコンパクトさを求めるために、
6ミリまでしかセットされておらず、古いタイプのクランクボルトを
締めるときに、8ミリが必要となり、現場で困ることがあるとのこと。
もしない場合は、裏技を駆使して対応する(笑)
この裏技に関しては、やはり、場数を踏むしか無いのですが、
無いより有ったほうが良いので、8ミリまで揃ったツールを用意しようと思う。

持ち物検査の後は、明日の検定に備えて各自セクションの練習と、
合同で模擬指導の練習を行いました。
特に検定員の今田大三先生(JMA公認A級インストラクター、
国際自然環境アウトドア専門学校講師)の実技は、華麗でしなやかで、なおかつ、
わかりやすく、非常に為になるものでした。ありがとうございました。
みんな、お手本を参考に、最後の練習。やりすぎてドツボにはまる前に終了。
最後は、全員でひと通り流して、良いイメージのまま練習会を終えました。

夕食を取った後は筆記試験。
制限時間は30分で、問題の内容はインストラクターに求められる知識全般。
範囲は広いのですが、常に意識していれば答えの出るものでした。
こう書くと簡単そうに思えますが、難しいですよ~。
筆記試験の後は、面接。
今回受験番号が1番でしたので、私から。
面接は、先程受けた筆記試験や、申込時に提出したレポートに基づいて行われました。
ここで、頂いたアドバイスは、簡潔にまとめると、
インストラクターは常にいろんな提案をしていかなければならないということでした。
ある行為が行われている場合、注意するだけでなく、その次を考えて誘導することの大切さ、
常に全体を見ていく必要があるんです。(詳しい話は、お会いしたときにでも)

面接の待ち時間の間に、アシスタントの普及員の福田さんが司会進行役で、
指導的立場の人の現状・拡大・今後の展開等についディスカッション。
特に、九州では公認インストラクター・公認普及員の人数が少ない現状であること。
(多けりゃ良いってもんじゃ無いけど)
レーシングスクールも大切だが、私達の使命はMTBの楽しさを伝えること。
MTBを楽しく操るためには、基本動作が大切なこと。
MTBの操作だけでなく、マナーや、トレイルの問題についても啓蒙していくこと。
さらに、MTBが大手を振って走れるフィールドをどう構築していくか等、
いろんな意見が出されました。
ブログでは書けない話題も当然あるわけですが、みんなで情報を共有していくことの大切さ、
今後の活動についても熱心に話し合いました。
結論は出たような、出ないような感じですが、とにかく今後の方向性は定まりました。
今回の6名の受験生の合否にかかわらず、九州のMTBシーンを盛り上げるべく、
みんなで力を合わせて行動しようということになりました。

面接の後は、受験生だけで就寝前の懇親会。
ここでも、先ほどの話の続きや、いろんな話題で盛り上がりました。
明日の検定に備え、早めに解散し、就寝。

いよいよ明日は実技検定。しかも一発勝負。魔物が出るのかどうか(笑)
その3へ続きます。








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